太田哲也氏の事故について

何を調べていてたどり着いたのか忘れてしまいましたが、読んでいて衝撃的でした。
http://www.r-style.to/980503/index.htm
自分自身もJAF公認競技においてとある部門の委員長を務めていますが、この事故について個人的な印象としては競技長を務めた方が、ちょっと・・・ という感じです。


自分の認識では、競技(一般的にはレースと呼ぶべきかな)において、実務の頂点に立つのが競技長で、競技長を補佐する副競技長、及び各部門のチーフとしての○×委員長(コース委員長、パドック委員長、技術委員長、計時委員長、救急医師団長、事務局長 などなど)がそれぞれのセクションをまとめます。
とある耐久レース(JAF公認ではない)のコースオフィシャルをやった時の経験としては、スピンやコースオフによる黄旗が発生した場合、速やかに旗の提示(振動)を行い、ほぼ同時に無線にてコース長へ連絡を行い、提示終了後、いつ(時刻)・誰に(ゼッケン)・何が起こったか?を記録していました。
公認競技においてもこの流れは変わらないはずで、どこで何が起こったか?といった連絡はポスト長(現場の主任みたいな感じ)からコース長へ連絡が行き、重大な事であれば速やかに競技長へ連絡が行くシステムのはずです(JAF公認レースのオフィシャルをしたことが無いので憶測です)。
であるにも関わらず、状況を把握できていない上に、そのあやふやな内容を伝達(事故発生当日の夜?のブリーフィング)するという点で、競技長としてあるまじき行為で失格だと思います。(競技長氏は実績を積んでいると言っているのですが、どのようなトラブルを経験しているか興味がありますね。)(自分が見たことのある大きめのトラブルとしては、ゴール後直前くらいに不調になった車両がボンネットを開けていたら火災が発生した。というのと、走行中に転倒したくらいです。)

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JAFの公認審判員制度では、大きくコース・計時・技術の3セクションに分けられ3級から1級までのレベルに分けられます。
3級は該当セクションの知識を有する程度、2級はセクション員をある条件を満たすだけ勤めた人で、セクション長を行っても良いレベル、1級はセクション長をある条件を満たすだけ務めた人で、該当セクションだけでなく競技長も務めてしまう事が可能な人です。
あえて、務めて”しまう事が出来る”と書きましたが、競技長とは自セクションのみならず、全セクションの準備・運営の知識を有し、かつ発生するであろう様々な状況に対して、前面に立ち対処する義務を追う人だと考えている為、今の自分ではとてもそのようなレベルに無いので”しまう事が出来る”と書きました。いずれはやってみたいと思いますが、残り2セクションも2級でセクション長を数回務めてからでなくてはやりたく無いですね。
個人的にはこれくらいプレッシャーのある地位だと思っています。もちろん、審査委員も競技長と同等レベルだと考えています。


もちろん、優秀なセクション長が良きに計らってくれて、自分は報告を聞くだけという場合も有るかもしれませんが、状況を把握できていなかった(セクション長が嘘の報告をしていればどうしようもないかもしれませんが・・・)だけで十分ダメだと思います。
もちろん、この資料で明らかになっているSC(セーフティーカー)のスピードについて、各人が勝手に思い込んでいてその後に明確に規定されるようになった点は評価できるでしょう。(ですがJAFの報告がデタラメっぽいので±0でしょうか?)




先日も、某地区で某競技会が開催されましたが、エントラント仲間から参加前から”値段の高い練習会”だとか、”準国内格式のくせに計時がストップウォッチじゃないか疑惑”だとか、某競技長から”レベル低いんだよね”とか言われる始末。他にも”見学に行くと駐車場代か何かでお金を取られる”とか”コースが毎回同じ”とか”タイムの発表が無い(非常に遅い)から最後の最後まで順位が解らず噂話を頼りに再車検プールに行く”とか”クラブを退会するのがとても大変らしい”とか・・・
今回参加した人のblogでは”謎の10分間のインターバル”が有ったとか?
参加型モータースポーツ(F1やGTレースなどは観戦型と呼ばれる)においては、エントラントが満足(競技会に参加してよかったと思える事)することが第一であるはずなのに運営がガタガタなままで大会を申請して尚且つそれを許可するってJAFは何を考えているんでしょうね?
この辺については正々堂々、部会を通して意見を出してみたいと思います。



というわけで、競技の運営についての有り方について非常に考えされられました。