以前紹介したドライビング・メカニズム―運転の「上手」「ヘタ」を科学するを読了しました.
まず,後半は実際のサーキット(鈴鹿*1と筑波)で何を注意したらよいのかが書かれている.もちろんサーキットを攻める人は参考になるだろうし,観客にしても走っている車のスリップアングルとか車体の傾きからどこに荷重移動されているのかがわかるようになり楽しく感染できると思う.
この本はタイヤの摩擦円に絞られている.もちろん車の動きには重心やら慣性モーメントやらの物理運動があるのだが最後の最後,車と路面(地球)の間を取り持っているのはタイヤなので,タイヤの限界を超える事は決して出来ないわけだから,摩擦円を意識するのはあるレベルの人にはとても重要だと思う.
荷重移動とどっちが先の方が良いかはわからないが,まぁ実際は同時か…
タイヤと話す.腰で車の動きを感じる.ステアリングからスリップ具合を測る.
その辺を意識させられた本でした.

連休で忘れていたのですが,道路標識を頻繁に見て動体視力や瞬間の判断の訓練をしましょう.

*1:確か2004年に改修があったようなので一部は使い物にならないかも.出版が2000年なので