少子化対策

とかって,よく聞くのですがその中で一番嫌なのは,子供を持つ家庭に資金援助をしろというもの.
個人的に何で子供が少ないかというと,子作りや子育て以上に楽しかったり,リセットできたりする,修正が効くものが増えたからだと思います.
ゲーム,映画,マンガや雑誌.知りたいことにちょっと手を伸ばせばすぐに届くところにある.需要があるものは比較的すぐに供給が開始され,メディアが紹介するから安くなる.
つまり個人の時間を大切にするようになったと言うことだと思います.
いくら芸能人の(木村拓也とか)イメージを使って子育てに参加しようとか,言ったって,自分のやりたいことは出来なくなるし,行動のパターンそのものも自由が利かなくなる.お金も時間も必要だし,そこから生まれるネットワークに参加する.もちろんそこに楽しみを見出すように思考を持っていくので,それなりに楽しいわけではあるのですが,そこにいる以上限界があるわけで,完全に思い通りにはならないのです.
寿命は長くなったし,自分の時間を大切にしようというキャンペーンもあったわけで(バブル頃からあったゆとりを大切にとかがこれに相当すると思います),個性を大切にというなら個性を磨くために,個人の時間を作って磨くわけです.
もちろん老後の心配もあるでしょうが,もし働ける時間内に稼げる額で一生生きていけるなら,子供なんて要らないというのもあるでしょう.
人口が増えつづければ,競争も発生しそのために弱者が犯罪を起こす問題もあるでしょうし.
安易な解決策を施行しても良いですが,ちゃんと評価をして,常に考えつづけていってもらいたいものです.