どうでも良いことなんだろうけど

capeta カペタ (12) (KCデラックス)capeta カペタ (12) (KCデラックス)を購入してしまった。
新品のしかもマンガを買うなんてどれくらい久しぶりだろう。ちょっとドキドキ


内容は十分楽しめたのですが、変な部分が気になると言うか繋がったので、書いてみます。
元々主人公達は活動資金が乏しかった為、パーツのポテンシャルを他のレーサー以上に引き出した状態で戦っていて、テクニックの一つとして、リアのコントロールでコーナーを脱出できるような荷重移動などをマスターしているようです。
現実でも、FRならリアを意図的に滑らすことでオーバーステアに持っていったり、FFでも荷重移動を使ったリアステなどの技術があるようです。自分はまだ出来ないので、あるようですとしか言えませんが・・・


で、この12巻でライバルとのカートで対決で、相手は先行したので終始ブロックをして防ぐのですが、相手はステアリングをこじる*1のに対し、主人公はリアのコントロールで、抜かずに追いつづけます。

まぁ、タイヤの状態を保った主人公が最終的に抜いてしまうのですが、この、”タイヤを消費しながらでないと曲がれない”のと”タイヤを消費しなくても曲がる”技術の違いにかんして、以前に紹介したことのあるセイバーキャッツ (2) (ニュータイプ100%コミックス)に書かれている、”ビット数が違う”というのが、同じと言うわけではないですが、繋がったのです。


セイバーキャッツ (2) (ニュータイプ100%コミックス)では確か格闘に関して「”払って””打つ”でも”よけて””打つ”でもない。払いながら打つ、よけながら打つんだ。」と言っています。これに関して「2テンポじゃない、1テンポだ。ビット数の違うコンピュータみたいなもんだよ。」と付け加えます。要するに捨身法。
ビット数の違うコンピュータとはこの場合、命令数が違うと思ってよいでしょう。
単純に16ビットコンピュータが16ビット分の命令を用意したとして、それは2の16乗で65536種類。8ビット*2なら2の8乗で256種類しか用意できません。
もちろん全部用意する必要はないでしょうけど、足算命令しかないコンピュータと乗算命令を持つコンピュータでは、同一クロックでも処理時間が違うものになります。

カペタの場合、”こじる””まがる”の2ステップのライバルに対し、”荷重移動で曲がる”の1ステップ。そう思いました。


もちろん本当にそうなのか?とか、どっちみちヨーモーメントは必須じゃん?みたいな突込みどころはあると思いますが、こじるというのは、ジムカーナでも避けたい動作ですので、気にとめておきたいと思います。

所詮、地球と車の間を取り持っているのは、はがき1枚×4個分しか接触していないタイヤなので、タイヤの能力を十分に引き出せる乗り方を身につけたいです。

*1:タイヤと路面の接触で抵抗になるくらいハンドルを回して、車の進路を変更する タイヤへの負担が非常に大きい

*2:32ビットは計算が面倒 4百万(4G)くらいかな