時々揺らぐ何か

たまに今の仕事とか,今の趣味とかが今後の人生にどう取り込まれていくのか,どう絡んでいくのか不安でたまらなくなる.
特に仕事では,去年のように新しいデバイスを試行錯誤しながら理解して使っていく,という状況ではないので技術者として取り残されていくようで不安なのかもしれない.
特定の分野でトップクラスの人間になることと,会社としての仕事が出来ることとは別なのかもしれない.
例えば何かの職人さんとかで旦那はひたすら作るだけ,嫁がそれを売ったりすることで生活できるようにする.みたいな感じ.これはこれである意味幸せなのかもしれない.それぞれが十分に仕事の範囲を理解できるから,物理的にも精神的にも準備が出来る.


仮に技術者が名をあげるとしたら,一番まっとうな方法としては記事を書いたりして有名になって講習会なんかをやっていき最後は自立って感じなのかな?
ここまでくれば,エキスパートとしての知識を活用することで製品になるだろうから,上に書いた夫婦みたいな感じになれるのかもしれない.


会社は好きなことを思う存分やれます,みたいな事を言って人を集めてくるけど,でも会社が許容する範囲の存分と,労働者の側が思う存分の隔たりってすごく大きくて,そのギャップで悩んだりすると思う.
実際,今まである技術でもってある部署に配属されたけど,もっといろいろ知っておかなきゃいけない,って言われてあれこれやってたらこれは会社の駒なんだよね.
まだ会社とか仕事に生かせていない知識や技術を持っていることで,アドバンテージを持っている気になるってのはおかしいのだろうか?逆にそれがないと不安でたまらなくなったりもする.
100%出し切って製品を作ったりすることはとても楽しいし,やりがいはあるのだが,その後の自分に不安を持ってしまう.
自分の知識や技術の引出しの無さに不安になるのが原因なのだろうか・・・


知らなかった世界が見えてくると,自分の持っていた概念とかが壊されてしまう.ん〜 弱ったな