家電用赤外線リモコン

リモコン式電気ストーブの輸入、製造が禁止の方向 | スラド
http://www.asahi.com/life/update/0331/TKY200703310258.html

仕事で学習リモコンを作ったことがある立場から言わせて貰うと、それ自体は仕方の無い事かと。
データ長が十分長ければ、誤検知する事も無いですが、短ければ語検知するし。そのへんは暗号強度と同じです。
で、家電協フォーマットは、変調周波数(日本だと大体38、40、42MHzだったかと)とスタートストップビットくらいしか規定していなかったと思われます。
逆にゆるかったからこそリモコンが普及しているわけだし、大手家電メーカーはよく使われる操作に関して公開というか共有化していると思います。でなければ、DVDなんかのリモコンでTV操作をする際メーカー名を指定するだけで、DVDとぜんぜん違うメーカーのTVが操作できるわけ無いですしね。


で、中国ですが、フォーマットがばらばらというか適当です。さすが中国って感じです。
しかも、同時期の日本のものに比べてデータ長が短かったです。大体10年ほどまえの日本の家電と同程度かやや短いくらい。
なので、安物の中国産を使うと混信・誤検知の可能性は高くなります。


対策かぁ とりあえず、ユーザーには誤動作を起こすので使用せず、受光部にガムテープとかシールを貼るようにさせるくらいかな。
データ長やフォーマットに関して規制をするってのもなぁ。外国産の家電である以上、よほど大きな枠組みの中で決めないと無理だろうし。第一中国がそれを守る保障なんて無いし。
最近では照明制御のリモコン装置も中国産が入っているみたいだし。あれ相当感度悪いですけどね。感度というか設計というか はぁって。