JAF車両規定

トラックバックを送ろうか悩みましたが、送ってみたいと思います。
http://uedajoh.cocolog-nifty.com/koubousen/2007/06/post_a840.html
雑誌(PD?)か何処かのWebで”2008年までは現在の規定”みたいな掲示があったので、”2009年には変更するのが確定”とか書いてあった気がします。

で、上記リンクの人は、現在販売されている新車を競技に持ち込むのは反対で、過去のA車両規定復活。という立場の模様。
自分はA車両時代を知らずN車規定で始めていて、車両もどちらの規定でも速く走れる車両なのですが、とりあえずN車の方がお金が掛らないと聞いているので、現規定に満足しています。
で、

でも恐ろしいのは未だに新車を競技に参加させたいと思っている人がいるということだ。どう考えても無理だろー。注目を集めたいのなら話は別だが、今の重くて、無駄にタイヤがでかい(これこそ新車投入の障害だろ。

2007年現在、新車で発売されている車のタイヤが無駄にでかい事は、納得します。新型シビックR(FD2)だって妙な大きさだし、スポーツグレード車のサイズである215/45・17が純正サイズの最終インテグラ(DC5)に至っては、勝てない車なんて言われているし。
ただ、中部地区で推進しているS1500(スーパー1500)に関しては、新型でも小型車なので現在のN1と同じ感覚だし、タイヤもラジアルなのでランニングコストもそれほど掛らないそうです。


で、勝とうとする場合、どの規定にしてもローカルミニマムというか最適化というかルールを味方につけるというか、要するに改造をしていけばお金が掛ることは仕方がないのだと思います。
勝つ→速く走る→速く走れる車両にする→お金が掛る
というのは、いかなる物事にも共通のことだろうし、最終的に時間とお金を持っているものが勝利するのは必然だと考えています。


また、購入可能な車両の種類に関して、現在の車両規定を考えていた時期であろう2001年に存在した競技車両と現在購入できる競技車両では雲泥の差があると思います。
少なくともホンダの車両では2001年には

が選べたしトヨタ(勝てるかどうかを別にしてスポーツカー)は

あたりが購入できたと思いますが、
2007年現在ホンダは

トヨタは現行ビッツが中部のS1500で生きているだけ。という惨憺たる状況です。


根本的に勝てる、もしくは勝つ見込みのある新車がN4(SA3)クラスのランサー以外にどこにも存在しないという状況である以上、規定を変更して販売されている車に目を向ける必要もあるのではないでしょうか?
それこそ走る車が中古車ばかりになり、タマが切れようものなら、ジムカーナの車両作りのノウハウというか文化も継承されなくなってしまうのではないでしょうか?

それを考えると、現行車両を購入して1〜2年で次々と競技車両を作り直して、古い車は若手や下位レベルの選手に渡すことで競技車両の数を増やすという手段も有りだと思います(この辺、増田さんからの入れ知恵状態)。

以前噂のあった『E-、GF-の車は走らせないぞ規定』なんてやった日にはどうなっていたことやら・・・。

え〜っと。それは本気で勘弁願いたいものです。つーかホンダ潰し?


個人的には、DC5がもう少し”楽”に勝てる(速い)車なら良かったのかもしれません。
よく新しい車が出ると「リアのスタビリティが良く(高く)なっている」なんてコメントがありますが、これってジムカーナとしては厳しいですよね。旋回性能と直進安定性は相反するものですし。
新型シビック(FD2)はレース使用も想定している状態で設計をしているはず。なのでこれまたリアのスタビリティは高いらしい。
そこで逆に、レース使用や高速走行は一切考慮せず、想定最高速度も160Km/hくらいにして、その範囲内でギリギリのリアの安定性ならジムカーナ向き(というか回し易い)の車両が出来るのかな?なんて妄想したり。


それかG6の様な非公式戦を各地で立ち上げて、旧車両の受け皿にするか・・・
なんにしても勝ちたいならルールに則り、道具と技術を磨かないといけないし、遊ぶならそのどちらかで良いと思います。