シミュレーションと現実

といっても、難しいことを書くわけではなく、妄想と言ったレベルの話しです。
よく、新車開発なんかで風洞実験の風景を見ます。
あれって、多分大きな空間から長い長い距離を経て、安定して一定方向に一定量の空気を出しつづけるものだと思うのですが、逆に安定しすぎていると思うのですがどうなんでしょう?
例えば噴水なんかで、普通は口から出てしばらくするとバラバラに拡散するものですが、方向が一定になるように処理を加えた(確かパイプの中にある程度の長さの仕切りを作って、その中を通過させるものだったはず)ことで、着地(着水?)するまで、拡散せずに口から出たときの状態、そのままを維持するものがあります。
風洞実験設備は、この処理を加えた後の状態に相当すると思われます。
理想状態で、あるデータを取るというのは非常に意味があることなのは解りますが、それが全てではありません。
現実の車には、直線以外にカーブがあり、まして外部からの風はどちらから吹いてくるのか解らないものです。
もちろん前進方向が最も重要なのは解りますが、トータル的に風を当てるシステムというのはいかがでしょう?というかトヨタあたりが持っていそうな気もしますが・・・



いくら風洞実験なんかでやれCd値がどうとか言っても、現実に遅い車ではどうしようもありませんよね。
より現実的な実験を行い、有効なデータを元に頑張ってもらいたいものです。
ちなみに個人的には、タイヤが最も重要な要素だと考えています。



もういっちょ。
実は最近、シートになるべく深く座って、あらゆる車の挙動を感知できるように努力しております。先月の練習で雨の中スピンして、危うく嫁にド叱られそうになったことを考え、少しでも敏感に車の挙動を察知したいと思ったからです。
でも、肝心のカーブでライン取りやら、シフト操作などに必死になってしまい、立ち上がった頃に慌てて深く座り直す始末。
いけませんね・・・
未だに練習会なんかで走行するときも、タコメーターは何とか見れるのですが、速度計までは気が回りません。
いつになったら、車の挙動を完全に把握して手足の様に自在に扱えるようになるんでしょう?
少しでも考えて努力するしかないでしょうけど。